アドバイスコーナー

ハローワークの障がい者窓口とは

就労相談員16年のuraraです。ハローワークでは一般相談の窓口と障がい者の窓口(専門援助)があります。障がい者手帳を取得している方のハローワークでの就職活動のあらましをご案内します。大きな違いは障がい者求人に応募できるかできないかということです。

 

では障がい者求人とはなんでしょうか

会社が「障がい者手帳を取得している方を雇用します」と明言して募集している求人です。
場合によっては手帳の申請予定がある方も応募が可能な場合がありますが、会社の判断となります。

障がい者求人の応募方法

ハローワークの障がい者求人に応募を希望する場合はハローワークでの登録が必要となります。

登録は窓口で相談員が対応してくれます。

本人が持参するものは障がい者手帳のみですが、簡単な職務経歴を尋ねられるので

あらかじめ整理しておくと窓口での対応時間が短縮されます。

主治医の意見書とは

精神障がい者手帳を取得している方については、「主治医の意見書」の提出の説明を受けます。
これは就職活動するにあたり求職者の病状や障害特性を相談員が把握した上で進めるためのものです。
意見書の記述項目には初診日、病名、病状、就業可能時間などがあります。
意見書の用紙は窓口で手渡されます。病院での診断料は3,000円~5,000円のようです。
この意見書提出後にハローワ

ークでの紹介が行われます。
(身体障害、療育手帳取得の方は提出不要)
意見書の提出については個人差がある場合がありますので窓口での相談でお願いします。

意見書は何度も提出するものではありません。
主治医がまだ就労が困難と意見書に記述した場合は、紹介を受けることができない場合がありますので、
記述内容について主治医に希望を伝え相談することが望ましいでしょう。

ハローワークの求人は全て窓口で応募を申し出ることになります。
自分で応募してもハローワークでの紹介状の発行を受けるよう言われます。

一般求人の応募について

障がい者の窓口で一般求人への応募も可能です。
その際は障がいを「伝える/伝えない」かを選択することになります。
一般の窓口では「伝えない」の選択のみですが、障がい者の窓口ではどちらかを選択できます。
求人の職種、勤務時間などを勘案しどちらの選択が好ましいかを窓口で相談しながら、
その都度「伝える/伝えない」の選択をすればよいと思います。

ハローワークの障がい者求人は自宅のインターネットからも検索することが可能です。
会社の希望により求人のネット公開、社名のネット公開を希望していない場合もあるようです

まとめ

以上は基本となる手続きですが、個人によって進め方はさま様々です。
まずは窓口での相談から進めることとなるでしょう。
ハローワーク以外の求人で民間が障がい者を募集している求人サイトもあります。
病状や障害の内容により様々な就職活動の形があります。

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